XHLセカンドシーズン、滋賀ブルーライズIHCは今週末の9月12日(土)に、大津・木下カンセーアイスアリーナで今季のホーム開幕を迎えます。名古屋オルクスをホームに迎えて、湖国・滋賀の誇りを胸に新しいシーズンの戦いに赴きます。
今シーズン、チームのキャプテンを託されたのはDF44・大南陽都(おおみなみ・はると)選手。攻守の要として昨シーズンを戦いぬき、ディフェンスながらチーム2位タイとなる4ポイント(2G2A)を挙げた25歳が、新たな立場で氷に立ちます。開幕を前に、キャプテンとしての覚悟と、働きながらホッケーを続ける日々についてうかがいました。

――今年の滋賀ブルーライズIHCは、どんなチームですか?
昨シーズンまでは、個々に結構任せてしまっていたところが多かったので。今年は戦術の面である程度統一して、組織として戦っていこう、とこれまで準備を進めてきました。とはいいつつも、結構個性のある選手がたくさん集まっているので、戦術的に約束事を確実にこなしながらも、さらにアレンジを加えた攻めといった、そういう即興の部分も見ていただけたら、と思っています。
お互いにデュアルキャリアで働いていることもあって、なかなかチーム全員で集まる機会が少なかったのですが、オンラインのトレーニングもやりながらあとは自主トレという形で、レベルアップしてきました。各選手が昨シーズンは勝ち点1を取るに留まってしまった悔しさはみんな共有しているので、基礎体力やフィジカルの面もオフを通して各自が手を抜かず鍛え上げてきてくれています。昨シーズンのXHLを戦い抜いたことで、トップのレベルを肌で感じて、それに追いつこうと各々が最高に仕上げてきた。そういう意味で選手たちも気持ちが入っています。そこは確実に進化していると自信をもって言えます。
――キャプテンに指名されたとき、どんな思いでしたか?
まあ、ちょっとやっていけるのかな、という不安はあったんですけども。「自分が引っ張っていくぞ!」という強い思いを持って、今年度はプレーしています。
昨シーズンまでキャプテンを務めていた佐曽谷選手とは、普段からコミュニケーションを取って、「こうしていこう」という確認は二人の間でできているので。そこは二人で認識をすり合わせながら、僕の思いも前面に押し出して、チームを引っ張っていきたい。
キャプテンとしてできることはやはり「一番は、プレーで見せること」だと思っているので。運動量やフィジカル面、当たり負けしないとか。そういったところを、リンクの中でチームメイトに背中で示していきます。
「ホッケーは、感情を出して熱く戦うもの」
――こうして話していると、大南キャプテンはとても柔らかい印象を受けます。ただ、試合を見ているとものすごいファイターですよね。
そこは、たまに言われることもありますね。ただ、「アイスホッケーは感情を前に出して熱く戦う」スポーツだと思っているので。そこは何か、別のものだと思ってプレーしています。リンクに足を踏み入れたその瞬間にスイッチは入りますし、むしろ気持ちを高ぶらせてスイッチをONにし、恐れることなく相手に立ち向かっていかなければアイスホッケーの選手ではない!、というくらいの思いでやっています。
――大南選手のプレーの特長を、ファンの方に向けて教えてください。
ディフェンスとして、まず堅実に守るところを大切にプレーしています。その上で、ディフェンスながらの攻めの飛び出しの速さだったり、チャンスとあらばシュートを狙っていく部分だったり、そういった攻めへの執着心のようなところが、私の持ち味かなというふうに思ってます。
ぜひ試合のポイントとしても注目してほしいのは、「守りから攻めへの切り替えでのスピード感」です。今季から導入される『Bauerゴールドプレイヤー』にもぜひなって、今季は栄誉のヘルメットを被りたいですね。ディフェンスではあるんですけれども、たくさんポイントを取って、”金のメット”を被ってみたいです。

――滋賀ブルーライズIHCは、働きながらプレーする選手が多いチームです。大南選手ご自身のお仕事は?
変圧器という、電圧を調整する機器の営業をしております。基本的にB to Bになるので、電力会社さんに納めさせていただいているものの調整といったところですね。朝8時半から5時まで、フルタイムです。
アイスホッケーと仕事を両立できているのかは、正直自分ではわからないのですが……。やっぱりシーズンに入ると、夜帰ったら12時とか1時半とかなので。睡眠時間が確保できないということもあるんですけれども、生活の中心をホッケーと仕事の二つに集中させて、頑張っています。
滋賀ブルーライズIHCには、銀行勤務の選手もいたり、ハウスメーカー勤務の選手もいたり。本当に、いろんな人が集まってやってるなとは思います。僕自身も、もともと仕事をメインでやっていたというのもあるので、仕事でもアイスホッケーでもプロフェッショナルと呼ばれる存在を目指しているところです。
滋賀ブルーライズIHCのメンバーを見ると社会人としての経験が豊富で「人としてすごく素敵だな」、という選手ばかりな印象です。僕から見ても。みんな会社に所属して仕事をしている人たちなので、組織の中での振る舞いというのは、もうみんなスペシャリストです。そういう意味でも、チームとしては非常に仕上がっていると思いますし、そこが滋賀ブルーライズIHCの魅力の一つになっているとも思います。
「ゼロから1を作れるかどうかが鍵」
――昨シーズンは悔しい結果(0勝12敗・勝点1)に終わりました。それを踏まえて、今季の目標を教えてください。
去年は本当に、悔しい結果で終わりましたね。それぞれ全力は尽くしていたものの、少しチームとしての完成度という面では、他のチームからは劣っていたかなというふうに思います。
それも踏まえて、今季はスタートから、「チーム全員で勝ちに行く戦い方」で臨んでいきます。結束力は、昨季よりもさらに上がってきています。誰か一人が調子よければ勝てる、とかそういったことではなくて、チーム全員で戦術やベンチワークをブラッシュアップし底上げしていく。戦術や戦い方の細部にまでこだわって、滋賀のメンバー全員で一丸となってやっていきたいと思ってます。
今年の大きな目標は、もちろんリーグ優勝というところではあるんですけども。昨シーズン1勝もできていなかったので、その小さな目標という面で、「まずは1勝」。まずはホームゲームで1勝して、滋賀の地域の皆さんに勇気や力を与えたいなというふうに思います。
僕自身も不安な気持ちになるときは正直あるんですけども……やってみないとわからないというところはあるので。今、自分たちができることにフォーカスして、先のことを考えすぎずに、今できることを積み上げていきます。
流れに乗って進める力はあると思うので、「ゼロから1を作れるかどうかがカギになる」と思っています。
――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
昨シーズンは、大変悔しい思いをして終わりました。今シーズンは、その悔しい思いを胸に、チーム全員一丸となって頑張ってきました。シーズンに入って、試合の中で皆さんに感動と勇気を与えられるようなプレーを、より多く見せられるよう一丸で頑張ります。
ファンの皆さんが会場に来てくださって応援してくれるというのは、本当に我々の力になっています。ベンチでも「今日いっぱい入ってるね」って。皆さんからたくさんの力をいただいています。
その、もらった力、いただいた思いを、結果という形で恩返しできれば、と思っています。今シーズンも、よろしくお願いします。

滋賀の皆さんへ、「滋賀の誇りとなれる戦いぶり」を見せます。滋賀ブルーライズIHCのホーム開幕戦を、ぜひリンクで。
滋賀ブルーライズIHC ホーム開幕戦
2026年9月12日(土)18:30 faceoff
滋賀ブルーライズIHC vs 名古屋オルクス
木下カンセーアイスアリーナ
チケット購入: https://w.pia.jp/t/bluerise/
全試合日程: https://xhl.jp/games/